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窓からの風景
ようやく春になり、雪がすべて溶けた。
雪から建物を守るために、窓に付けていた雪囲いを取る。
途端に1階の屋内が明るくなった。
雪に埋まっている冬の間
薄暗いけれど静まりかえっていた屋内。
それはそれで好きだった。
雪囲いを取って窓を開けると
日の光とともに、蛙の鳴き声や鳥の声が飛び込んでくる。
思わず、畳にごろんと大の字になる。
目を閉じると、風が肌をかすめ、心地よい。
自然と呼吸が深まる。
目を開けると、柱や梁の模様が目に入る。
木の模様から、いろいろなイメージが湧いてきて楽しい。
まだ、家にある栗の木は、芽吹いていないが
門の脇にある桜は咲いていた。
窓から、風に揺れる桜の花が見える。
時を忘れて、いつまでも、ただ、ぼーっと眺める。
掃き出し窓に座り、脚を垂らす。
豪雪地帯なので、残念ながら縁側は作れない。
それでも、畳に座りながら
子どもの頃、祖父母の家の縁側に座っていた感覚を思い出す。
今度、訪れるときには、木々が芽吹き
田圃には苗が植わっていることだろう。
窓は、素敵な額縁だな。
投稿者 haruki : 2009年05月10日 11:34
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